まなびや園の特徴⑤ 先生の手作り≒愛情??
こんにちは!認定こども園まなびや園 園長統括の石川です
今回のテーマ『保育士の役割とは』
保育士の先生の手作りに関する疑問
他施設をみていると先生の仕事のひとつとして『先生の手作り』
が挙げられるところが多いように感じます
もしかすると、“当たり前”のレベルかもしれません
ただ、本当に手作りは愛情があって、子どもたちにとってもよいものなのでしょうか
話を聞くところによると…
運動会や発表会が近くなると残業をして遅くまで衣装や準備に追われる
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さらに、家に持ち帰って続きの作業をする
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そして、当日には寝不足でへとへと状態で行事をおこなう
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終わっても片付けでまた残業
これは本当の意味での“子どもたちのために”なのか、少々疑問を感じてしまいます
また、手作りにおいては以下のことも考えられます
手作りに関する問題点
①時間と労力の要求
手作りの活動や教材を作成するには時間と労力が必要。
保育士は多忙なスケジュールを抱えており、それらの準備に十分な時間を割くことが難しい。
②専門的なスキルの不足
一部の保育士は手作りの教材や活動を行う際に必要な専門的なスキルを持っていない場合がある。
本当に子どもの教育になっているのか、検証が困難。
③一貫性の欠如
手作りの教材や活動は保育士によって異なる場合があり、それによって子どもたちへの一貫した教育プログラムが提供されない可能性がある。
毎年、担任の得意不得意でやるやらないが決まるなど、毎年適切な教育が行われない可能性がある。
④衛生面の懸念
手作りの教材や活動は、十分な衛生管理が行われない場合に衛生面の問題を引き起こす可能性がある。
特に、食品や接触面に関連する活動では、感染症やアレルギーのリスクなど、
しっかりと検証された教材や知識、安全性が必要。
であれば、必要なものは購入、専門的な人材が作成したほうが利点が多く、
なおかつ、子どもたちにとってもメリットがある活動に出来る。
代替策としての専門部署の利用
そこで、まなびや園では、
保育で使用する制作物などを作る専門の部署
があります
例えば、運動会
保育士たちが企画したものをその部署に発注することで、物になって返ってきます
つまり、絵や図を描くだけで数日後には使えるように出来上がってきます
保育士が企画した競技でつかう道具の一部です
これがこのように実物になって各園に納品されます
愛情の本質
子どもとかかわって、これらを人数分作って、保育書類を書いて…
とんでもない能力と時間がかかるのがお分かりかと思います
作業を分担することで、子どもとかかわる時間が増え、
行事に向けての準備の時間もしっかりと取れます
冒頭に問いました“先生たちの愛情を子どもたちに届けるために大切なこと”は、
”子どもと向き合う時間を作ること”
ではないでしょうか
そして、先生たちも仕事に追われず、休みは休む定時に帰る
ことで心のゆとりが生まれ、
子どもとのかかわり方もよくなるように思っております
これからも「本当に良いものはなにか」考えながら進めていきます
クリスマス会の例
壁面のタイトルは先ほどの部署に依頼し、そのほかの装飾はすべて購入
愛情がないってことはないですよね